カリカリの鉄塔

逃げ切れない

仕事をさぼった日は川に行く

仕事を休んだ。

 

人がいない、広い場所に行きたくて、自転車をかっ飛ばして川原まで。

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平日の昼間だから当たり前なのかもしれないけど、全然人がいないくて良かった。

ススキはふわふわだし。

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鉄塔の武骨な美しさが好き。

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下から鉄塔を見る。

雲ひとつない真っ青な空と、鉄塔の組み合わせは世界で一番綺麗な気がする。一番は言い過ぎか。

 

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ふわふわの群れ。

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太陽の光がキラキラ反射して、肉眼ではまぶしくて水面が見えなかった。

ふらふら近くまで行ったら、吸いこまれるように落ちかけた。罠かも。

寒いと景色は一層美しく見える。

吸いこまれるような空だった。 

 

帰りに神社の傍を通ったら、紅葉がとてもきれいだった。

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秋は、いつも知らない間に通り過ぎている。

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きれい。

 

イチョウのビジュアル強者っぷり。

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隣の木と空の色のせいで、日本とは思えぬ謎の異国感がある。

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素晴らしい秋晴れ。あっぱれ!

 

普段は合理的に!無駄なく!生きているけれど、そうするとどんどんロボットのようになっていく。

無駄な行為は、人間らしさを取り戻すために必要なんだ、きっと。